NPO 茨城インドネシア協会 
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           サンギヘ憲兵隊事件  
                                                                ここ南海の孤島 サンギヘにも旧日本陸軍の残したつめ跡があります。
                                               
     サンギヘの惨劇 (憲兵隊事件)
敗戦近くなった昭和19年から20年にかけて、あまり世に出ていない残虐な事件が発生している、サンギヘに行っても住民はあまり語らない。いや、語る場がなかったのかもしれない。残された遺族も日本人に対する憎しみをあまり出さないようにも見える。
事件の経緯。

サンゲル海軍特警隊員や憲兵(セレベスは海軍地区であったが189月戦況の悪化に伴いメナド地区に阿南陸軍大将の桜兵団が転進してきた)による惨劇。

ここサンギヘ諸島はフィリピンから連なる列島であるため終戦まじかになり、連合軍に奪還されたフィリピン、ミンダナオの飛行場から発進する爆撃機の通り道になっていた。 スラウェシ、マナドへの空爆である。
ガダルカナルの敗北、ニューギニアの敗走、レイテ島の陥落、、補給のストップ、将校は日本軍不利を知っており、近い将来負けることを予想していたようだ。

そのときに、(終戦後)現地人の蜂起を恐れた憲兵は、毎日のように上空を通過する爆撃機に対し、信号を送って爆撃機を誘導していると、当時の現地のリ−ダー酋長たちに濡れ衣を着せた。そして、昭和19年11月9日、3人の酋長と指導者と思われる者合計23名を惨首したのであった、

 目撃者の言い伝え

処刑場の山斜面にあった椰子の木のてっぺんで椰子の実取りをしていた現地人が、その全てを目撃していた。 最初の3人は首を切り、その後は生き埋めに近い状態で殺された。
日本の敗戦により、日本兵の武装解除に始まり、現地人の申告による戦争犯罪人探しが始まり、現地で、また日本で拘束され、マナドへ送還、マナドで戦争裁判にかけられおおくの関係者が処分されている。。
この事件は一時期、現地の小学校で教えられていたようだが、現在は行われてないという。
しかし現在も親から子へ言い伝えられている。
戦後60年も過ぎ、区切りとして慰霊碑の建立が急務である。
その彼らの墓が街外れのこんもり茂った森の中にある、周囲に民家が押し寄せ、崩壊寸前である、
また、銘板も心ない輩に持ち去られ、墓石も崩れ落ちてきている。
日本人先祖の起こした暗い歴史を認識し、彼たちを慰霊し、日イ友好のためにもここの墓地を整備しなければならないだろう。  

 名簿へ

事件後、憲兵は、事件の発覚を恐れ島に閑口令を引き、葬儀等も許さなかったという。
今回訪れた平野執政官の遺児の一人は、惨劇により残された遺児と特に親しい。彼は、ラジャ(Raja)の面影をどこかに残す体の大きい心優しい人物だった。 
我々が飲み物を欲すると、海岸近くの10m以上もありそうな椰子の木に、その体に似合わずスルスルと登り、椰子の実を数個いとも簡単に落として飲ませてくれた。
しかし彼は過去のことは口にしなかった。
他の遺族に言われた言葉が、今でも気にかかっている。「私のおじいさんは日本の兵隊に、首を切られた」” ニッポン、クビキリ ” と。  彼たちにはまだ、戦後は終わってない。

戦後、戦犯として多くの関係者が処分されました。  以下、裁判記録


 オランダ管轄  マナド裁判 

第16号法廷/抗日団無裁判処刑・田澤事件

 起訴理由概要:第5野戦憲兵隊北セレベス地区タルナ島ナンカ憲兵分隊長関口の指揮下に抗日団一味嫌疑者の内、田沢は3名を裁判無くして斬首し守屋は1名を斬首し、サンゲル憲兵隊浅川は19年7月より20年3月日までの間通訳としてスパイ容疑でハンガリー人病院長夫妻やサンギヘ島現地要人24名を斬首殺害し、容疑者にテロ行為を為す。

 五野戦憲兵隊・田澤勇憲兵准尉・新潟:47/1/29求刑死刑>47/4/14判決死刑>47/7/8銃殺:弁護大崎・守屋博憲兵軍曹・岡山:死刑>死刑>銃殺
桜兵団・55師団・浅川広衞通訳・新潟:死刑>20年巣鴨移送(懲役刑に減刑)

田沢勇憲兵准尉・新潟:1947/7/8銃殺
     辞世      ゆるされて寝棺に納まる果報者
     伝 言      刑場の土を靖国神社の桜の木の下に埋めて下さい。

 
     
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